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私の地震体験   匿名 女性 57才
 地震発生時は、役場前のイベント会場に居て、テントの並ぶ中で買い物をしていました。空にドーンと大きな音がし、ぐらぐらっときて。テントは倒れ、大鍋はひっくり返り、テーブルの上の売り物はすっ飛んでしまいました。立っても、座ってもいられず、尻餅をつき膝を擦りむいてしまいました。

 とにかく携帯が繋がらず、連絡が取れず困りました。イベントで買った食物があり助かりました。電気も大丈夫でした。玄関は壊れてしまい、そこからは家には入れませんでしたが、裏からは入れました。二階が傾いていながらも家具は大丈夫でした。余震が続くと家の傾きが徐々に大きくなり恐かった。

 改修工事に来てもらい、築45年の我家を調べてもらったところ、筋交いや火打ちといった耐震が全く施工されておらず驚きました。能登に地震は来ないという思いがあり、反省しています。自分の家より被害を受けた方々には同情しましたが、結局、自分の生活、自分の家のことで手一杯で何もしてあげられませんでした。当然のことと活躍しておられた民生委員の方々には頭の下がる思いです。私の場合、隣近所で集まりお互いの無事を確認しただけでした。

 発生から1年近く経ちましたが、余震のたびに「大丈夫だったか」と尋ねて来てくれた改修に来ていただいた設計事務所の先生や、大工さんには感謝しております。
余震が来る度に思うことは、結局、揺れている間は揺れが大きくても小さくてもジッとしているより他はなすすべがないということです。地震で散らかった家財の片付けにかなりの日数と労力を費やしてしまいました。もっと物を減らしてシンプルな生活をしなくてはならないと思いました。

 最近、地球規模で異変が起こりすぎているように思います。本当にしなくてはならないことは防災だけではないのではないかと思います。

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