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地震が教えてくれたもの   沢田 由紀子
 3月23日の晩、8時過ぎに犬の散歩に出たのですが、なま暖かな晩でした。ちょうど6月の梅雨時のように。ジャンパーを着ていたのですが、内側で汗をかいていて嫌な暖かさだと家族で話をしていました。1月、2月も暖冬だったので、これが地震の前兆だったのかは分かりませんが。

 3月25日はイベント会場に出ていたので、家の中に居た人たちと違い、つぶれる、家の下敷きになる等の恐怖感はありませんでした。話を聞いてみると、家の中で地震を体験した人達は、夢の中で恐怖で目が覚めたり、眠られないことがあったそうです。

 25日、一番に水道が止まり、年寄りの薬用の水に困っていた時に近所の方が、ペットボトル2本、お薬用の水にと言って分けてくださったのが本当に助かりました。上下水道とも打撃的損傷を受け、とくに下水道が使えなかったことが一番困りましたが、ポータブルトイレと浄化槽方トイレの使用で切り抜けました。

 全国のボランティアの方々には本当に感謝しております。被災直後は何をどうすれば良いのか、頭も体も動かず、一週間、二週間と経っていった時に、店内の片付け、商品の移動、店内の一部解体など何十人もの方々に助けていただきました。皆さんの笑顔、テキパキとした動きに背中を押された様に私達も動かなければと元気付けられました。

 とんでもない災害に逢いましたが、それ以上に皆さんから一杯の支援をいただきました。友人、知人、親戚は言うに及ばず、全国からの見知らぬ方々からも沢山のお気持ちをいただきました。素直にありがとうございますと言う事を地震から教えられました。




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